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不思議と猫に好かれる人と嫌われる人がいます。
猫にモテる人はなにもしていなくても猫が寄ってきたり、触っても猫が嫌がらなかったり、不思議なものです。

私の父は猫をあまり好きではありませんでしたが、猫には好かれていました。
どうやらこちらがどんなに猫好きでも好かれるとは限らないようです。

猫にモテるには、猫の気持ちになって考えましょう。
家の猫にはもちろん、野良猫、猫カフェの猫などなど、どこでも使える「猫モテテクニック」を紹介します。

猫の「心の距離感」を理解しよう

猫には4つの重要な距離感があります。

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①個人的距離:一緒に寝る、毛づくろいをするなど身体的な接触を含めた 親密な相手のみ入ることができる距離。顔見知りではあるが親密ではない相手がこのエリアに入ると威嚇して接近を阻止します。
②社会的距離:顔見知りの仲間など、攻撃する必要はない相手が入ってきても良い距離。
③臨界距離:馴染みのない動物が接近したときに、自己防御(威嚇、攻撃)に転じる距離。
④逃走距離:馴染みのない動物が接近したときに、逃げ出す距離。猫ではおよそ2m、子猫ではもう少し長くなります。

①②には馴染みのある動物、③④は馴染みのない動物に対する距離です。
よほど人馴れしている猫でなければ2m以内に近づくと逃げられますので、猫から歩み寄ってくるのを待った方が良いでしょう。

猫は「匂い」に敏感

猫は犬ほどではありませんが鼻がききます。
どんなに良い匂いでも強い匂いは嫌がられるので香水などはつけないほうがよいでしょう。
特に嫌いなのは柑橘系の匂いです。
レモンやシトラスの香りを漂わせるのはやめましょう。

静かに動こう

猫は耳も良いので大きな音を立てると怖がります。
猫の忍び足を見習い、できるだけ音を立てずに歩きましょう。
静かにゆっくりが基本です。
また猫に近づくときは直線的にまっすぐ近づくよりも、円を描くように迂回しながら近寄ったほうが良いでしょう。

腰は低く、手は小さく

相手が大きな動物だと、どんな動物でも怖がります。
特に背が高い方は、それだけで逃げられるので腰を落としましょう。
動物写真家の岩合光昭さんは、ほふく前進のような姿で猫に近づいていました。
また触るときにも男性が大きな手を広げると怖がりますので、握手をするような手の形でタッチしましょう。

目は細めて、瞬きをする

猫を見る時にじっと見てしまう人がいます。
しかし、動物界では長い間じっと見つめる行動は威嚇を示します。
私たちも知らない人に見つめられるのは嫌なものです。
猫は相手に敵意がないことを伝えるために瞬きをしますので、猫の真似をして人間もゆっくり瞬きをしてみましょう。
また、瞳孔を広げて目を見開くのは、興奮しているサインなので、目を細めるとこちらがリラックスしていることが伝わります。

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(猫に近づく時には、腰は低く、手は小さく、目を細めて)

声は若干高めに、小さめに

猫の耳は高周波の音を聞き取ることが得意です。これはネズミの鳴き声を聞き取るためだといわれています。
そのため少し高めの音の方が聞き取りやすいです。
また、動物の体重と鳴き声の高さは反比例し、大きな動物ほど低い声をだします。
そのため猫が威嚇するときは「ウゥー」とできるだけ低い声を出し自分が大きい動物だと錯覚させようとします。

猫にモテるには反対に高めの声で話しかけましょう。
猫もご飯をねだるときや甘えているときは高い声で鳴きますよね。
話しかけるときは、あまり大きな声である必要はありません。
ネズミの鳴き声を聞き取るぐらい耳が良いので、ささやく程度で猫には十分聞こえています。

猫によるチェックを受けよう 

猫が私たちの匂いを嗅いだり、動きを観察したり、危険な動物ではないか評価することを「キャットスキャン」といいます。
猫に接近することができたら、人差し指を猫の鼻先にもっていって匂いを嗅がせましょう。
キャットスキャンが終わったら、そのまま指を猫の耳の後ろや首にもっていき撫でてあげましょう。
これは動物病院の猫に対しても獣医が行っているテクニックの1つです。
この手順をたどることで猫の心配を軽減し、検査をしやすくしています。

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(キャットスキャンの手順)

猫の触って欲しいツボを知ろう

猫は触って欲しい場所と、触られたくない場所がはっきりしている動物です。

  • 猫が好きなポイント:首回り(あご下)、目と耳の間、しっぽの付け根
  • 猫が嫌いなポイント:足先、お腹、背中、しっぽ

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お腹をさらけ出して寝っころがる友好的な猫はどこを触っても喜びますが、多くの猫はお腹やしっぽを触られたくないようです。
特にしっぽには、脊髄に繋がる神経が走っているため、とても敏感です。
そのため、猫が最も触られたくない部位のひとつです。
また、背中全体をブラッシングされるのが好きな猫はいますが、背中を触られて喜ぶ猫はあまりいません。

猫は自分で毛づくろいできない場所(ベロが届かない場所)を触ると気持ちよさそうな顔をします。
顔周りなら、耳と目の間の毛が少し薄い部分と、顎下はとても喜びます。
あご下は、あごと喉仏の間を少し強めにゴシゴシすると気持ち良いようです。

しっぽを上げるのは友好のサイン

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猫が他の猫に積極的に接近していくときは、しっぽを垂直にピンと立たせています。

これは猫同士のしっぽによるコミュニケーションの1つです。

人間はなかなか真似をすることはできませんが、しっぽを上げて近づいてきた猫は友好的な猫だとわかります。

そういった猫を選んで撫でてあげれば、周囲の人は「○○さんはなんて猫にモテるんだろう!」と感心されることでしょう。

まとめ

これらのポイントを抑えれば、今までよりも猫にモテることまちがいなしです。私の父は静かで、あまり猫に自分から近づかなかったので好かれていたのではないかと思います。

また、猫にも好みがあります。例えば男性のことが好きな猫、女性のことが好きな猫というのは確かに存在します。
これは雄猫だから女性が好き、雌猫だから男性が好きということではなく、女性の1人暮らしで飼われている猫は男性慣れしていないなどの理由があります。

気の合う猫ちゃんと仲良くしましょう。