猫は受けた恩を忘れない。それを実証するような、ちょっと心温まるお話をご紹介したいと思います。

それは、アメリカ・ミシシッピー州在住のAnn Boscheさんが実際に経験した出来事。

ある晩、自宅の庭で飼い犬がうるさく吠え立てているのに気がつき、様子を見にいったアンさん。
茂みの中に一匹の猫がうずくまっているのに気がつきました。
尻尾の先だけが白い、この大きな猫にエサを与えたところ、一週間が経つ頃には玄関先でエサを待つまでに、すっかりなつかれてしまったそうです。
ここまではごく普通のエピソードですが、その後の顛末が面白いのです。

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(尻尾の先だけが白い猫)

 

施設からわずか20分後に大脱走!

こうして1ヶ月ほどエサを与え続け、もはや飼い猫同然ではあったけれど、すでに犬1匹と猫2匹を飼っていたので、これ以上は飼うことができず、しかたなく保護施設に預けることにしたというアンさん。
思いがけないことに、この猫は施設に預けられたわずか20分後に脱走してしまったのだそうです。
預けた後も、施設の里親募集のウェブページを確認するなど、かなり気にかけていたアンさんですが、いつまでも預けた猫の情報が出てこなかったため、預けてすぐに誰かに引き取られたのかと思っていたそうです。

でも、里親募集の情報が見つかるはずもありません。なぜなら、もう逃げ出してしまった後だったんですから。

1ヶ月後に奇跡の帰還

保護施設に預けてから約1ヶ月が経ったある朝、旦那さんがキッチンで誰かと話しているのに気がつき、起きだしていったアンさん。
なんと、そこにはいるはずのないあの猫の姿が!
旦那さんは猫に語りかけていたんですね。
施設を抜けだした猫は、どうやら1ヶ月をかけて戻ってきたようなのです。
アンさんの姿を認めるなり、駆け寄ってきた猫の姿には、思わず涙ぐんでしまったと語るアンさん。
「やっと見つけた!帰ってきたよ」と言っていると思ったのだとか。
これほどなつかれてはもう飼うしかありませんよね。
この猫も他のペット同様、今ではもうすっかり家族の一員だそうです。

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(晴れて家族の一員となった猫)

 

アンさんが施設に預ける前、この猫とともに過ごしたのはわずかに1ヶ月。
さほど長い時間を過ごしたわけではないのに、きちんと憶えていて戻ってきたという猫の記憶力と帰巣本能には驚かされるばかりです。
というよりも、猫のほうですでに自身の飼い主を選んでいた、ということなのかもしれませんね。

 

画像出典&参考記事:
http://www.care2.com/causes/after-only-20-minutes-in-shelter-cat-breaks-out-and-hunts-down-his-rescuer.html
http://wamiz.com/chats/actu/un-chat-s-enfuit-d-un-refuge-pour-retrouver-la-famille-qui-l-a-sauve-6009.html