A-1_nekonowakutin

大切な猫ちゃんの健康維持のため、ワクチン接種が病気予防に有効であることはご存じでしょうか?

外で自由に過ごしている猫ちゃんはもちろん、完全室内飼いであっても脱走したり、飼い主さんが外からウィルスを持ち込んだりと、伝染病に感染するリスクはゼロではありません。

ワクチンを接種することにより、伝染病に感染しても発病を未然に防いだり、万が一発病しても重症化を防ぐことができます。

では、猫ちゃんがワクチンを受けるときには、どのようなことに注意すればよいでしょうか?

1.ワクチンを受ける時期と間隔

ワクチンは、生後2か月以降から受けることができます。
1年目は2回または3回を、3週間または1か月の間隔をあけて受けます。
これは、ワクチンによって異なりますので接種時に獣医師の指示に従いましょう。
2年目以降は年に1回受ける必要あります。

2.ワクチンを受ける前の注意点

ワクチンは、健康な猫ちゃんだけが受けることができます。
持病がある場合や高齢、妊娠中である場合、過去にワクチン接種で異常が出たことがある場合などは、獣医さんとよく相談をして指示に従うようにしましょう。
そして、健康診断を行う良い機会でもありますので、ワクチン接種の前に健康診断を行うと良いでしょう。

3.ワクチンを受ける日のチェックポイント

ワクチン接種の前に、猫ちゃんの今日の健康状態をチェックしましょう。

チェックポイントは以下の5つです。

  • 食欲はありますか?
  • 元気はありますか?
  • 便秘や下痢はしていませんか?
  • おしっこはきちんと出ていますか?
  • 興奮していませんか?

また、できるだけ午前中に接種をすれば、異常が見られたときに受診時間内の対処ができるのでお勧めです。

  

4.ワクチンを受けた後の注意点

シャンプーは1週間から10日程度は控えましょう。また、激しい運動やストレスも避けるようにしましょう。
免疫力が付くまでおよそ2週間程度かかるので、2~3週間はほかの動物との接触を避けるようにしましょう。

5.よく見られる副作用

接種後によく見られるのは、

  • 微熱が出て元気がなんとなく無くなった。
  • 嘔吐、下痢など

ですが、一過性の副作用であることが多いので、しばらく様子を見ましょう。

こんな副作用が出たら注意!

注意したい副作用には、接種後15分~1時間以内にけいれん発作を起こすアナフィラキーショック反応と、接種後2~3時間以内にじんましんが現れるアレルギー反応があります。

アナフィラキーショックの症状として、最初は急激に血圧が下がるため、興奮状態になり、よだれを出し、嘔吐、失禁と続きます。
その後、呼吸低下とけいれん発作へ進行し、命にかかわることもあります。

アレルギー反応の症状は、顔がパンパンに腫れてしまったり、皮膚全体に相当なかゆみを伴ったじんましんが現れますが、命にかかわることはありません。

これらの症状が見られた場合は、速やかに獣医さんへ連絡を取り指示に従いましょう。

また、まれにですが、ワクチンの接種部位に肉腫を発症することがあります。
この場合、接種後3か月~3年の間に発症するので、ワクチンが原因か特定はされていません。
ただし、早期に発見し切除すれば、ほとんどが治ります。

ワクチン接種は、猫ちゃんの健康管理、病気予防にとても大切なことです。
普段から猫ちゃんの様子を観察し、獣医さんと接種時期や健康状態をよく相談して接種すれば、猫ちゃんの病気のリスクを減らしてあげることができます。

大切な猫ちゃんと長く一緒に暮らしていくために、ワクチン接種は行うようにしましょう。