室内飼いの猫の4割は肥満だと言われているそうですが、それが野良猫だった場合、いったいどうしてそうなったのか不思議で仕方がありません。アメリカで体重なんと15kg(!)という巨体野良猫が保護され、話題を呼んでいます。

空き家で動けなくなっているところを保護された猫

問題の猫は米ニュージャージー州の動物保護施設に保護され、「スプリンクルス」と名付けられた4歳のメス猫。同州ケープメイ郡の保安官によって、空き家で動けなくなっているところを発見され、保護施設”S.O.S. Sea Isle Cats”に預けられました。

あまりにも太りすぎていて舌が身体に届かないため、自力でグルーミングさえできず、発見当初は、ノミや寄生虫にたかられ感染症にもかかっていたのだそうです。

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(ボールのように丸々とした体型のスプリンクルス)
出典: Facebook(S.O.S. Sea Isle Cats, Inc.

 

性別や種類などにもよるので一概にはいえませんが、猫の一般的な平均体重は3~5kgといわれていますので、スプリンクルスはそのおよそ3倍以上の体重ということになります。施設の方によると、これは人間でいうと体重80kgであるべき人が300kg以上あるようなものとのこと。人間に置き換えて考えてみれば、どれだけスプリンクルスが巨体なのかがよくわかると思います。

太りすぎた原因は不明

ところで、どうしてスプリンクルスがここまで太りすぎてしまったのか、その原因については不明であり、おそらくは前の飼い主がエサを与えすぎたのではないかと推測されています。

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出典: Daily News

 

保護施設の職員による食餌管理のもと、スプリンクルスの一日の食餌はネコ缶4つまでとされ、1カ月に約450gずつ、最終的には約11kgの減量を目指してダイエットを開始したとのこと。
この計画だと、目標体重の4.5kgまでは2年かかる計算になります。2年なんて気の長い話ですが、一気に体重を減らすと内蔵に負担がかかる可能性があるので、気長にダイエットしているところなのだそう。

ちなみに猫のダイエットを成功させるには、いくつかのポイントがあり、特に飼い主さんが強い意志を発揮しなければ非常に難しいそうです。モチベーションを上げるには、肥満による病気リスクを認識し、目標体重を設定すること。そして、きちんと食餌管理をして、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが保たれるように注意してあげることが重要だそうです。猫のダイエットも人間と同じで、食べさせ過ぎないようにして、適度な運動をさせることが大切です。

スプリンクルスの肥満の原因がエサの与えすぎであるなら、施設ではしっかりと食餌管理されているようなので、きっとダイエットもうまくいくことでしょう。スプリンクルスがダイエットに成功して、早く里親さんが見つかるといいですね。

【参考】
猫の理想体重の求め方 うちのこはでぶ猫??(nekopedia)
http://catman.moo.jp/obesity/
本気で痩せたい猫ちゃん必見!猫のダイエットを成功させる5Step(nekopedia)(http://catman.moo.jp/cat-diet/
ニュース記事
http://www.nydailynews.com/news/national/obese-new-jersey-cat-tips-scales-33-pounds-article-1.2200545 (英文)
http://www.pressofatlanticcity.com/news/how-does-a-cat-get-to-pounds/article_faed3152-e9eb-11e4-90d9-67a6f7430a62.html (英文)