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猫としゃべれたらいいのに。猫好きな人なら、誰もが一度は妄想したことがあるのではないでしょうか。

猫は自由気ままに生きているように見えるので、人間になんてひょっとして関心がないんじゃないかと思うこともあるかもしれません。ところが、実際には「にゃ~」という猫の鳴き声は、かなりバリエーションが豊富で、猫は鳴き声を使い分けたり、尻尾やひげを動かしたりすることによって、人間とコミュニケーションを取ろうとしていることが研究によって明らかになっています。

猫の鳴き声について、最新の動物行動学の成果をご紹介します。

猫は人間に対してだけ鳴き声を使い分けている

鳴き声を使い分けることによって、猫は人間をしつけよう、訓練しようとしている。そう主張するのは、『How to Speak Cat(猫との話し方)』という著作もある猫の専門家ゲイリー・ウェイツマン博士。

博士は猫の鳴き声には24種類もあると分析します。そして、鳴き方を変えることによって、自らの要求をかなえてくれるように、人間をしつけようとしているのだそうです。猫が「にゃ~」と鳴いているときは、実のところは人間にああしろ、こうしろと命令しているようなものなんですね。

しかも、猫が鳴き方を変えるのは、人間に対してだけ。そして、その鳴き方もすべての猫に共通するのではなく、個体によって異なるそうです。

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(ウェイツマン博士と猫)
出典: Mail Online

 

鳴き声はもとより、まばたきしたり、ひげ、尻尾を動かしたり、顔をすりつけたりすることによって、猫が気持ちを表わそうとしているのは、周知の通りでしょう。たとえば、猫がゆっくりとまばたきするのは、ほっぺたにチュッとキスしたり、ウィンクをしているようなもの、つまりは愛情表現ですね。そして、尻尾を伸ばしてピンと立てるのは握手に相当するのだとか。

猫たちはあらゆる方法で人間とコミュニケーションを取ろうとしているのです。

猫の飼い主は愛猫にしつけられている!?

この猫の飼い主に対する鳴き声の研究について、獣医スティーブ・レナードさんがこちらの動画で解説しています。

出典: YouTube

 

猫同士では使わず、「人間に対してしか用いない鳴き声」があるというのが一番のポイントだと語るレナードさん。

人間(飼い主)との関係でいえば、これ以上にないほど犬と猫の違いは明白ですね。この説に従えば、犬の場合は人間がしつけ訓練するのに対し、猫の場合は猫が人間をしつけようとしているともいえるかもしれません。猫を飼っているつもりでいながら、実際には人間のほうが飼われている…とまでは言わずとも、少なくとも猫ちゃんの思惑に踊らされ、思うまま動かされているだけなのかもしれません。

猫ちゃんたちは、可愛い顔をしてかなりの策士だったようですね!お宅の猫ちゃんは今日どんな声で鳴いていますか? 

【参考】
【獣医師が解説!】シッポでわかる猫の気持ち

ニュース記事
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3040200/Cats-chat-meows-blinks-roving-whiskers.html (英文)
http://www.nydailynews.com/news/national/cats-chat-meows-blinks-whiskers-experts-article-1.2186604 (英文)