Cute baby tabby kitten on white background

長年、猫と一緒にいると、なんとなくこの鳴き声はご飯だな、これは不満を意味しているなということがわかってきます。しかし、猫の鳴き声は感覚的なものなので、理論的に説明するのは難しいものです。限られた研究ではありますが、猫語を真面目に研究した科学者の報告から猫語を解説します。

「ムア」 意味:それでいいにゃ (承認)

ご飯が欲しいときや、何か注意を引きたいときにこの声を出します。また挨拶として使うこともあります。この発声は友好的な接近を意味し、猫が歩きながら使うことが多いようです。

「アォーン」 意味: ちょっと用事があるにゃ (注意を引く)

この猫語は主に誰かの注意を引くときに使います。またメス猫が発情したときに準備ができたことを伝えるためにも使い、オス猫はメス猫を誘うときやオス猫同士で決闘するときにも使います。

「ゴロゴロ」 意味:ご機嫌にゃ (スマイル)

特徴的な猫語である「ゴロゴロ」は、様々なシュチュエーションで使われますが、人間でいう「微笑み」と認識すると多くの場面で説明がつきます。好意を表現するとき、挨拶するときなどにゴロゴロ喉を鳴らします。(詳しくはこちら

「ワーオゥ」 意味:いやだにゃ! (怒り)

若い猫や子猫の場合は母猫がいないときや、兄弟とはぐれたときに使います。寒いときや、人間に体を抱っこされるのが嫌なときにもこのように鳴くことがあります。成長するにつれ、激しい遊び、喧嘩、抗議するときに使います。

「マォーウ?」 意味:こまったにゃ~(困惑)

怒りの「ワーオゥ」に比べてより長く、強い鳴き声で、どちらかというと嘆いているような声です。声の最初の部分はストレス下で自信がないことを示唆しています。最後が疑問文のようになります。

「ミァーォウ」 意味:〇〇して欲しいにゃ~ (要求)

猫が最も使う声です。抑揚をつけることで、若干のニュアンスの違いがあります。最初の音に力が入っているとより「強い要求」、その反対に最初の音が弱いのは「諦め気味の要求」をするときに使います。口だけ動かして声を出さない、通称「サイレントミャー」もここに含まれ、猫が大きな声を出すべきではないと知りつつも要求を抑えられないときに使います。人間慣れしてる猫は甲高く甘えるように泣きます。

「ミャオーン!」 意味:今夜は帰りたくないにゃ~ (求愛)

発情期のメス猫に特徴的な声です。開けた口を閉じながらゆっくりと鳴く、猫では珍しく音節が2つある声です。春から夏にかけての猫の発情期に甲高い声が外から聞こえてくるときはメス猫が鳴いている声です。

「ウーーゥゥウゥウ」 意味:怪我しても知らないにゃ (警告)

息を吐きながらゆっくりうなるのは「警告」を意味しています。喧嘩のとき、または母親が子猫に注意を促すときに使います。犬より若干高い声でうなる猫が多いです。

「シャー!!」 意味:やったるにゃ!! (威嚇)

猫の特徴的な声で、空気を吐き出すことで鳴らします。警告よりも強い意味でより積極的に威嚇しています。もちろん威嚇の裏には恐怖があり、パニックに陥っている猫もいますので、近づいてはいけません。「シャー」は蛇の威嚇を真似していると考えられています。より強化バージョンの「フゥー!!」もあります。

「ギャ!!」 意味:痛いにゃ!

メス猫が交尾を終えたときなど、痛みを感じたときに叫ぶ声です。オス猫のペニスには棘が付いており、かなりの痛みがあることが伺えます。痛いときには「ギャ!!」というのは人間と同じですね。

「アーーオ!」 意味:やめといたほうがいいにゃ!(威嚇)

特にオス同士の激しい喧嘩で聞くことができます。比較的低く、とても大きい声で突然止まります。「シャー!!」と比べるとより威嚇の意味が強く、喧嘩では勝ちが濃厚なオスが使います。オス猫の発情期の鳴き声でもあり、春から夏にかけて外から聞こえてくることがあります。

これらの11個はどの猫にも見られる共通の猫語です。

私が昔飼っていた猫は生まれてすぐ母猫と離れたからなのか、ずっと「ムームー」言っていました。今回調べた限りどこにも属しませんが、ポジティブな意味だろうなという印象があります。ここで紹介したもの以外にも個々の猫によって様々な猫語あると思いますので、愛猫の声を分類してみると面白いですね。