猫独特の行動

猫といえども私たちと同じ哺乳類、怒っている時や喜んでいるときは、表情や態度からどんな気持ちなのかは容易にわかります。
その一方で、人間の常識からすると理解し難い行動を見せることもあります。

しかも、これらの行動は猫に独特で犬や他のペットには見られません。
少し猫の立場に立って、猫の謎行動が何を意図しているのか考えてみましょう。

今回は猫オーナーに良く聞かれる2つの行動をピックアップしました。

「視界に入って座り込む行動」

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新聞を読んでいると猫が歩み寄ってきて、その上に座り込んでしまうのがこれです。その際、丁寧に時間をかけて座る姿がさらに図々しさを助長させます。本やパソコン、テレビでも同様の行動が見られますね。この行動は基本的に「構って欲しい」というアピールだと考えられています。

猫は、人間の方から絡まれることを嫌う一方で、飼い主が自分以外のことに夢中になるのもそれはそれで不満がある、という実にわがまま性格をしています。そのため、猫が来た時はすぐにどけて作業に戻るのではなく、撫でてあげる、または一緒にゆっくりすることが正解の対応になります。

また、人間の社会では、会話がコミュニケーションの基になりますが、猫の社会は少し異なります。「猫の集会」と呼ばれる、空き地で多数の猫が集まっている姿を見たことはないでしょうか。猫の集会では誰も声を発することなく、ただ同じ時間を同じ場所で過ごしています。

個人的には、人間が何かに集中している時の方が、静かで猫流のコミュニケーションを取りやすいのか、そのタイミングを選んで近寄ってくるようにも思えます。

「家政婦は見た!」

家政婦は見た

「【プロが教える】かわいい猫の撮り方レシピ」より

背後から視線を感じて振り返ってみたら、柱の陰から半身を乗り出して猫が覗いていた、これが「家政婦は見た!」です。もちろん猫は家政婦ではないですが(むしろ何もしない)、その姿がドラマシリーズで市原悦子さん演じる家政婦が、家族の秘密を覗き見しているポーズに似ていることから、猫好きの間ではそう呼ばれます。

なぜそんなに慎重に隠れているのか不思議に見えますが、猫は覗いているという意識はしていなそうです。野生の猫は、木や草むらに隠れて待ち伏せ型の狩りを行っていました。そのため本能的に体を隠すことが癖になっており、それほど警戒心が高くない時でも家政婦を見た!ポーズを取っているのではないでしょうか。

また、若い猫では本気で狩りをしている時があります。廊下の角でこのポーズで待ち伏せて人間が近寄ると、足首に飛びかかってきます。足に飛びかかられると危ないのと、人間を襲うことが癖になるので、気がついたらおもちゃで遊んであげましょう。

まとめ

愛猫が飼い主さんの作業を邪魔してきて来た時は、よほど急いでいない限りすぐにどかすのはやめましょう。特に日頃あまり人によってこない猫は「暇そうだったから行ったのに…」とガッカリしてしまうかもしれません。家政婦は見た!は、ほとんどの猫が毎日していると思います。覗き見というと人間ではネガティブな印象が強いですが、猫の世界では特別な意味は持っていないようです。

他にもまだまだ猫の謎行動はあり、そういった不思議な雰囲気が猫の魅力アップに一役買っているのではないでしょうか。