愛犬と上手に付き合うための、正しいおもちゃの使い方

愛犬がおもちゃで楽しそうに遊んでいるのを見ると、幸せな気持ちになりますよね。

犬のおもちゃは正しく使えば愛犬のストレス解消に役立つのはもちろんのこと、しつけにおいても重用な役割が期待できるのです。

おもちゃは誰のもの?

おもちゃを取り上げようとすると、うなり声をあげて嫌がる犬がいます。これは絶対にあってはいけないこと。

なぜなら、犬が遊んでいるおもちゃはすべて、リーダーである飼い主さんの持ち物だからです。

つまり、犬達は飼い主さんからおもちゃを「借りて」遊ばせてもらっているわけですね。ということは、リーダーが「返して」と命じたら、どんな場面でも犬は素直におもちゃを返さなければいけないのです。

逆に言えば、飼い主がおもちゃを「返して」と言っているにもかかわらず、わたそうとしない犬は、飼い主をリーダーとして尊重していない、ということでもあるのです。

一緒に遊ぶおもちゃと、留守番のときのおもちゃ

犬のおもちゃには使い道が2通りあります。1つは飼い主と犬が一緒に遊ぶためのおもちゃ。そしてもう1つは、犬が一人で遊ぶためのおもちゃです。

同じおもちゃを使ってどちらの場面でも遊ばせることはできますが、完全に分けたほうがしつけのうえでもメリハリをつけやすくなります。

飼い主と一緒に遊ぶためのおもちゃ

犬にとって、飼い主に遊んでもらえる時間は至福の時。ご褒美として使わない手はありません。

たとえば、「待て」「伏せ」「来い」などのコマンド練習をしたとします。上手にできたら、ご褒美にお気に入りのおもちゃで思いきり遊んであげてください。

この場合、引っ張りっこできるロープタイプやボール投げなどの、飼い主がいないとできない遊びがおすすめです。

そして楽しく遊んだあとは、必ず終わりの合図をはっきりと示してあげてください。

犬がもっと遊びたがっても、飼い主が終了を告げた時点で必ず返却させることも、しつけの一部です。

一人で遊ぶためのおもちゃ

犬にお留守番をさせるときや、飼い主が家の中にいたとしても、ケージの中で静かにしていなければいけない時間のおもちゃです。

笛入りのヌイグルミのように、飼い主がいなくても遊べるタイプを選んであげてください。

このタイプのおもちゃは、犬に一度わたしてしまうと、そのままわたしっぱなしにしてしまう飼い主さんも多いのだとか。しかし、どんなおもちゃも所有者である飼い主から「借りている」ことに変わりはありません。

留守番をさせる前に愛犬におもちゃを貸したら、留守番の終了とともに返却させることが大切です。

おもちゃは「貸す」「返却させる」のメリハリを

おもちゃを喜ぶ犬も、ずっとわたされたままでいると飽きてしまうもの。これでは「飼い主から借りている」という意識を保つことができません。

また、おもちゃを部屋のあちこちに転がったままにしておくことは、不衛生にもつながります。

遊ぶたびに新鮮味を感じさせ、なおかつ愛犬に飼い主をリーダーとして印象づけさせるためにも、おもちゃで遊べる時間とそうでない時間をしっかりと区切ることが大切です。