1日に必要な水の量

ドッグフードのパッケージには、体重や年齢別に給餌量が記載されていますよね。
しかし、飲み水についての具体的な数値は示されていません。
「常に新鮮な水が飲めるように」と記載されていることが多いのではないでしょうか。

犬も人も、生きていくうえで水を欠かすことはできません。しかし、そのわりに必要な量についてはいまひとつわからないような……。

犬にとって1日に必要な水分量とは、いったいどれぐらいなのでしょうか?

犬の体重から1日に必要な水分量を知る

まずは愛犬の体重から、1日分として必要な水分量を計算してみましょう。
1日あたりの適正水分量(ml)を求める計算式は、以下のとおりです。

132?体重(Kg)の0.75乗

たとえば、これを体重4kgのトイプードルにあてはめてみると
132?4kg?075=396ml

体重8kgの柴犬なら
132?8kg?0.75=792ml

となります。しかし、この計算式による結果は少し多目だともいわれています。そのため、通常量の上限と考えたほうがしっくりきそうです。
また、計算結果の量を飲んでいないからといって、必ずしも水分が不足しているとは限りません。

ウェットタイプのドッグフードや手作り食の場合、食事から摂取できる水分量が多いのです。そのため、必然的に飲料としての水は量が減ることに。
しかしドライタイプのドッグフードは含まれる水分量が10%以下と少ないため、おおむね計算結果を参考にしてもよさそうです。

犬のご飯に水分補給の一工夫で、病気の予防

愛犬の水分摂取量が足りないと感じたら、そのまま放っておくのは危険。
水分不足は代謝機能や排泄を低下させるだけでなく、膀胱炎や結石、皮膚炎などにもつながるからです。
結石症にかかりやすい犬種やシニア犬などは、より積極的に水分補給ができる工夫をしてあげましょう。

しかし、犬に「お水を飲みなさい」と差し出しても、そう簡単には飲んでくれそうにもありません。

一番簡単な水分補給は、なんといっても犬のご飯に加えてしまうことです。
ドライフードにはお湯やミルク、肉のゆで汁をかけるだけで、かなりの量の水分補給ができるはず。

また、ウェットフードや手作り食には野菜や果物など水分の多い食材を取り入れることで、水分摂取量を増やすことができます。

水の飲みすぎから考えられる犬の病気

原因が思い当たらないのに、やたらと水を飲む場合は(体重1kgにつき100ml以上)、もしかしたら病気のサインかもしれません。

多飲から考えられる犬の病気には、

  • 糖尿病
  • クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
  • 尿崩症
  • 腎不全

などがあげられます。
水を飲みすぎていると感じたら、すぐに動物病院で診察してもらったほうがよいでしょう。

飲水量を把握して健康チェック!

犬も人も体の60~70%は水でできています。それだけに水分摂取はとても大切なこと。

しかし、その量は日によって変化するものです。
気温の高い日や運動のあとは一時的に飲む量が増えますし、水気の多いものを食べたあとでは普段より水を飲まないこともあるでしょう。

大切なのは毎日しっかり愛犬の様子を観察し、気になることがあったら、早めにかかりつけの獣医師に相談することです。