(前篇は2016年7月26日の投稿をご欄下さい)

■ ペットを飼っていない人でも楽しめるふれあい施設 & 介護用品屋さん

右側の医療施設側(動物病院・ケアセンター)を訪れた後は、娯楽施設側を訪れたいと思います。

まず、左側2Fにあるペットとのふれあい広場へ。

図1

長嶺さんに伺ったところ、こちらはペットを飼っていない人たちの利用もおおいそうです。

二匹で、じゃれあうワンちゃん達・・・かわいすぎます。

図2

確かにこういったふれあいの場所があると、ペットを飼っていなくても動物達との触れ合いが持て、動物に興味を持つきっかけになりますよね。

 

次にショップとして入っている介護用品屋さんへ。

ワンちゃん用の車いすを売っていました。

図3

犬種によっては、高齢化と共に椎間板ヘルニアなどで下半身不随にかかりやすい子も多いとのこと。

そういった子たちが寝たきりにならないように、歩行を助けるための車いすとのことです。

■ 人にもペットにも優しいドッグカフェ

次に左側1Fに移動します。

美味しそうなカフェが見えてきました。

図4

こちらは窓の外に広がるドックランを眺めながら、のんびり過ごせるドッグカフェです。

カフェと聞いていたので、軽食みたいな形を想像していたのですが、手作りハンバーグやステーキなどの本格メニューもそろっており、がっつり食べたい時でも大満足の内容ですね。

中で調理師のスタッフさんがちゃんといて、料理をその場で作っていただけます。

図5

そして嬉しいのがワンチャン専用メニューがあること。

図6

自分だけが罪悪感を感じることなく、一緒に食事を楽しめますね♪

■ 日本では珍しい取り組みを行っているペットショップ

次に同じ左側1Fにある、ペットショップに伺います。

入ってすぐにワンチャンのカットを行っていました。

先ほど見たメディカルトリミングとは違い、病気が無い普通のペット向けのトリミングコーナーだそうです。

そして今回の訪問で最も印象にのこったのが、このコーナー。

図7

こちらは保護施設から引き取り手の無いワンちゃん・ネコちゃんを預かり、里親を見つけてもらうためのコーナーだそうです。

実は先ほど2Fの「ふれあいパーク」にいるワンちゃん・ネコちゃんたちもここにいる子で、人間になれている子を出勤させているとのこと。

アメリカのペットショップでは、保護施設と連動し譲渡活動を促進するコーナーがあるのですが、日本でペットショップの中でこういった大規模なコーナーを見たのは、こちらが初めての経験でした。

図8

ショップのところどころに、ワンちゃんがいます。

こちらはここで働くスタッフさんの実際のペットだそうです。

とっても人懐っこいワンちゃんでした。

■ 「ペットと共生ができる街づくり」にかける想いとは?

最後に、動物病院22時株式会社で取締役副社長の達木徹様(以下、達木さん)にお話を伺うことができました。

図9

編集部 : まず動物病院22時さんについて教えていただけますか?

達木さん: はい。我々はここ沖縄でペットとその飼い主の方に安心をお届する事業を営んでいます。事業の中心としては、動物病院事業で「最新の医療」という技術面と、「真心あるサービス」というソフト面を、ペットとその飼い主様へ提供しています。

編集部 : これだけなんでもそろった施設を日本で見るのは初めてです。

そもそもなぜこれだけの施設を造ろうと思われたのですか?

達木さん: それは我々が目指すのが「ペットと共に心地よく暮らせる街づくり」だからなのです。

もちろん確かな医療技術をペットと飼い主様に提供するというのは大切なのですが、理想を言ってしまうと、病気になる前に定期的に予防をしてあげて、ペットと飼い主がいつまでも健康で仲良く暮らせる方がいいはずです。

そこで飼い主様が病気でなくても来たくなるような施設を造ろうと思いました。

また、残念ながら病気になったとしても我々の事業の中心である「最新の医療」が受けられるというのもここで叶えられるようにしたんです。

編集部 : ペットショップの中で保護犬・保護猫の譲渡コーナーがあるのが印象的でした。

ややもするとペットショップの売上を損なう結果になると思うのですが、どうしてこういった取り組みを?

達木さん:「ペットと共に心地よく暮らせる街づくり」に通じるのですが、実はここ沖縄では動物の殺処分が毎年4000頭も行われています。

我々はこの数を2020年には0件にしたいと考え活動を行っています。

ペットショップでの展示はその一環なんですよ。

実はショップの展示以外にも、定期的に譲渡会を開いたり、また具体的な施設の建設なども検討中なんです。

編集部 :なるほど。本日はありがとうございました。

達木さん:いえいえ。こちらこそ。

■ 最後に

いかがでしたでしょうか?

全2回にわたってお届けした「おきなわVetsPark北谷訪問記」もこれで終わりにしたいと思います。

「ペットと共に心地よく暮らせる街づくり」というテーマに対して、動物病院さんが自分たちの強みを活かしながら、真正面に取り組んでいる姿が印象に残りました。

こういった施設が日本中に増えると、ペットと人との距離がもっと身近になるかもしれませんね。