ペットコーナーをのぞくと沢山の種類のキャットフードが並んでいます。フードメーカーの数、そして同じメーカーでもラインナップが沢山あります。選択肢が多すぎて、どれが良いのかわからなくなります。食は健康の柱なので、できるだけ良いものを選んであげたいですよね。各フードメーカーはそれぞれコンセプトが異なりますが、大きく分けて以下の5つに分けることができます。

・スーパーマーケットフード

いわゆるスーパーで手に入るペットフードの俗称です。日本ではカルカンやフリスキーズなどが人気です。この中では一番安価ですが、「総合栄養食」とラベルに記入されているものは猫に必要な栄養素は全て含まれています。AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を採用し、これをクリアしたフードのみ総合栄養食と表示することができます。生産に制限がないためか、下記のフードよりも猫に好まれることがよくあります。

・サイエンスフード

栄養学の研究を自社で行い普通のフード以外に、療法食も作っているフードメーカーです。代表的なものはロイヤルカナンやヒルズなどが挙げられます。殆どの動物病院で扱われていることから、獣医系フードと呼ばれることもあります。1960年代にヒルズ社の獣医師マークモリスが腎臓病の愛犬に作った特別食が、世界で初の動物用療法食といわれています。療法食だけでなく、病気ではない猫のフードに対しても科学的な研究のもと開発されています。

・ヒューマングレード

人間が食べるものを猫にも、というコンセプトのフードです。アーテミスなどがここに当てはまります。ペットフードにはいわゆる「副産物」といって、人間の食物を作る過程で得られる他の産物が使われています。例えば、キャットフードのラベルを見るとコーングルテンと書いてありますが、これはトウモロコシからコーンスターチ(でんぷん)を製造するときの副産物です。他にもチキンミールは食肉以外の部位(骨や人が食べない内臓など)を加熱し、粉末状にしたものです。ヒューマングレードのフードはこういった副産物が含まれず、人が食卓で口にしている素材のみで作っています。

・オーガニックフード

農薬や化学肥料を使用せずに育てた植物、動物を原料に作っているフードです。フォルツァなどが挙げられます。オーナーさん自身がオーガニックフードを好む方から人気です。

・グレインフリー

穀物類(グレイン)を使用しないフードです。カナガンやアカナといったメーカーから販売されています。一般的なキャットフードには小麦やトウモロコシ等の穀物が含まれています。しかし猫は本来完全食肉動物で、穀物を摂取する必要はありません。不要な穀物を省き、タンパク質の割合を高くすることができます。高たんぱく質食により、肥満を防ぎ筋肉量を維持することができます。

この中から自身の考え、好みに合うものを選ぶと、ぐっと絞れますのでフード選びが楽になるでしょう。猫が嘔吐や下痢などの症状を呈している場合は、決めるのが難しいので獣医師に相談することをお勧めします。とても良いフードでも猫自身が食べてくれないこともあり、どのフードが合うかは個々の猫によって異なります。