【2016年7月にリリースされた「PET’S ALL RIGHT」】

ペットの気になる症状を動画投稿して、獣医師に相談できる、今までになかったサービスです。

サービス開発者の小早川 斉さんに、サービスについて詳しくインタビューさせて頂きました。

【「PET’S ALL RIGHT」サービス開発】

・まず、PET’S ALL RIGHT(https://petsallright.net/)というサービスの概要を教えてください。

-突然咳をしたり、吐いてしまったり等、ペットの気になる症状を10~20秒程度動画で撮影し、アプリ上の問診表に答えて動画と共に投稿すると、獣医師からどんな病気が疑われるか、緊急度がどのくらいか、行くべき専門科目はどこか、今家で何をすべきかの4項目についてアドバイスが貰えるサービスとなっています。

プラスαで、12ヶ月利用して頂けると、シグニペット健診という健康診断チケットが貰えるサービスです。簡単に言うと「ペットの健康をサポートしていくwebサービス」です。

・このサービスを立ち上げたキッカケは?

-実体験がキッカケでして、ポメを2匹飼っているんですが、片方のポメが突然足を上げ始めたんです。それで、病院に連れて行ったら、脱臼と診断されました。その後引っ越しをして、引っ越し先で病院に連れて行ったら、診断結果は癌だったんです。2件目に行った病院の先生が、腫瘍についてすごく勉強されている先生で、骨の変化を診た時に、すぐに骨肉種だとピンときたみたいで、検査に踏み切り、最善の策として結果的に右後ろ足を脱却したのですが、早い対応のおかげで転移はなく今も元気に生きています。

癌と解らずに治療が遅れていたら、癌が転移して1年以内に亡くなっていただろうと言われました。その時、人間の場合は症状に合わせて病院選択をしているのに、動物病院を探すときは「近く」とか「評判がいい」とか、そういった理由で1つの動物病院にずっと通っていたという事に気が付いたんです。

この事がキッカケで、「事前に症状が解り、その症状に合ったいい先生に出会えるサービス」があれば、早く治療が出来てペットに負荷なく最良の治療方法を選択できるのではないかと思い、サービスを立ち上げました。

なので、「獣医師相談サービス」と解りやすく言っているのですが、本質的な部分で言うと「病院に行く前に、獣医師に相談をして想定される病状を把握できるサービス」なんです。

・サービスを立ち上げる際に苦労された点、こだわった点について教えてください。

-苦労した点は、症状を把握するための方法です。ペットの事をweb上で初めて知った獣医師が、きちんと判断が出来るのかという所です。これを達成するために色々な方法を検証しました。

メール相談・掲示板相談・電話相談に共通する点としては、先生にペットの実際の状態を見せられないという点があります。そのため、飼い主の主観的な言葉だけでは適切に病状が伝えられず、症状と獣医師の回答に齟齬が発生してしまうということが解りました。

そこで、ペットの状態をしっかりと見られるようにと先にテレビ電話を思いついたのですが、問題が2つありました。1つは、必ずしもペットがその瞬間に症状を出すわけではないこと、もう1つはテレビ電話をちゃんと出来る環境を用意する難易度です。例えば、獣医師は画面から生活環境が出ないように気にしますし、飼い主はそもそもテレビ電話の機械を用意しなければいけない。よって、この方法は難しいと判断しました。そして試行錯誤の結果、症状動画を携帯で撮影して送るというやり方が最適だという結論に落ち着きました。実際に動物病院でその個体を診る以上に、症状が出ている時の動画を診た方が状態が把握しやすいとおっしゃる獣医師もいらっしゃるほど、高い精度で症状を確認できるようになりました。

動画は、10秒以上あれば問題ないです。長いに越したことはないですが、容量が大きくなってしまい、送信の際に大変になりますし、10秒程度あれば適切なアドバイスが可能となっています。

【サービスの実態と健康診断について】

・実際にサービスを利用する際の利用方法は?

-質問は症状動画と問診表を送る形式ですが、問診表はどういった内容でしょうか?

実際に獣医師が診断の時にどういった項目を聞くかということを参考にしながら、症状にあった最適なヒアリング項目を設定しています。動物病院で獣医師が問診する際に、回答内容によって次の質問を変えていくように、選択する項目によって、項目内容が変わってくるロジックを組んでいます。

サービスを作る際のこだわりとして、問診は妥協してはだめだと思っていたので、一つひとつの質問項目も、実際の病院で聞かれるものと同じように、重めの内容となっていますし、多く設定してあります。結構大変だと思いますが、ここはぜひ飼い主様にも頑張って頂いて、きちんとした情報をベースに、獣医師がきちんと回答できるようになればいいなと思っています。

お金を頂いている以上、高い精度、高い品質・高スピードでの回答を心がけています。

-ご回答頂ける獣医師の先生は、具体的にどのような先生がいらっしゃるか教えてください。

総合的に診ることが出来る先生を揃えています。我々が提供できるのは、あくまでもアドバイスまでなので、深い診察は出来ません。その一方で動画でもきちんと判断できるように、臨床経験が豊富な先生、日本国内でトップクラスの先生から紹介してもらった方など、一定レベル以上の先生にご協力頂いています。アドバイスの内容に応じて、専門性を持った実際の病院も紹介するので、相談後の治療までサポートできるようになっております。

また、獣医師によって紹介する病院に偏りがでないよう、飼い主様の住所をもとに、こちらが持つデータベースから近い専門病院をデジタルに5つピックアップして紹介するようにしてあります。

-どのくらいの時間でご回答頂けるか、過去の実績を教えて下さい。

平均は、30~60分前後です。一応24時間の猶予は貰っていますが、先日も回答時間10分の時もありました。

 

-獣医師の先生方から、このサービスについてご意見は頂いていますか?

2つご意見を頂いています。1つは、これからの獣医師は、専門性を磨いていく事が必要。それを飼い主様にもわかって貰えるチャンスだし、獣医療業界に必要な変化なので、頑張って欲しいというご意見。

もう1つは、例えば昔から長くやっていらっしゃる病院の方だと、顧客が離れてしまうのではないかと懸念されたり、また、専門性を磨いて病院経営をされていくことへの漠然とした不安の声です。我々の考えとしては、今後もホームドクターは必要だと思っています。突然の体調不良などでかかりつけの病院に行く場面というのは決してなくならないので、これによって顧客が離れることはないのではとお伝えしてます。

・1年後、ご利用者様に健康診断チケットを差し上げるサービスは、どのような想いで付けられたのですか?

-これからのペット医療業界への貢献が含まれています。まだ健康診断を受けることは一般的ではないのが現状です。健康診断の大切さは、獣医師の先生方皆が口にしています。動物はしゃべれないため、前と比べてどんな状況なのか、先生でも解りません。健康な時と具合が悪い時の差異を診るしかないのです。だけど、健康な時のデータがないと判断がつかず、経過を診ましょうという診断となってしまう事があります。ペットの健康状態を定期的にチェックして、早く異常に気付いてあげられるよう、健康診断を普及させたという想いがありました。

 

-バーチャルなサービスに、なぜリアルな健診を組み合わせたのでしょうか?

我々のサービスはweb上のサービスなので、毎年健康診断を受けることで、そのデータが蓄積されていきます。健康診断の経歴データがわかると、相談を受けた際の情報とデータと比べることができ、より精度の高いアドバイスを提供出来るようになります。また、病院に行ったときにも、そのデータを見せることが出来るので、今までの体調の履歴をどこの病院でも数値で提出することができるのです。

 

【「PET’S ALL RIGHT」の今後について】

・最後に、PET’S ALL RIGHTに込めた小早川さんの「想い」を教えてください。

-今は動物医療のサービスを提供しているのですが、医療だけにとどめたくないなと思っていて、全ての動物たちが名前の通りオールライトな良い状態であることを実現出来るようにしたいと考えています。今後は予防・食育・しつけ等、生活を共にする飼い主とペット皆が、幸せで快適に暮らせる世界を実現していきたいです。

-今後、このサービスはどのように進化していく予定でしょうか?

我々の思いを実現していくためには、各業界の方のお力添えが欠かせません。我々はこの業界で1位になりたいのではなく、もっと良くしたいと考えています。我々の力だけでは何も出来ません。ペット業界みんなでスクラムを組んで1つのビジョンに向かっていかないと、この業界に大きな変革はおこらないと思うので、一緒に何かできればと思っています。興味のある方がいたら、ぜひお声かけください!オープンイノベーションマインドでペット業界を一緒に盛り上げられたらなと思っています。

 

-まだこのサービスを使ったことがない飼い主様にメッセージがあればお願いします。

30日間無料トライアルキャンペーンを実施中です!(※キャンペーンについては、詳しくはホームページをご確認ください。)「病気」と聞くと質問することがないと考えてしまう飼い主様も、「ちょっと大丈夫かな?」と思うことは週1くらいであると思います。それを放っておかないで欲しいです。それを1回相談してみて欲しいです。ただの咳かと思ったら、心臓病だったというケースもありますので、飼い主様の自己判断ではなく、小さなことでもどんどん相談して、その子を守ってあげて欲しいと思います。

相談回数が、月に2回から制限がなくなり、月額相談回数無限になりました!

実質11ヶ月で健康診断チケットも利用できるので、この機会にぜひご登録してみて下さい。

【インタビューを終えて】

1回の回答で終わりではなく、先生とやり取りが出来ることは大きな安心ポイントだと思います。コミュニケーションが発生する場合もあるため、1回の回答のみではなく、やり取りが出来るようになっていて、約3日間(最低72時間以上)やり取りが可能です。先生とメッセージのやり取りが出来るのは、とても安心感があり、納得できるまで追加で質問が出来るのは、すばらしいサービスだと感じました。

自分の質問に対して1人の先生が担当になってくれて、やり取りは、1人の先生と出来るのも重要なポイントだと思います。使い方のページ(https://petsallright.net/tutorial)で相談例を見ることも出来るので、ぜひご覧ください。

このサービスを通じて、よりペットと飼い主が快適に暮らせる世界が実現されることを期待しています。