わんちゃんねこちゃんにとって、歯ブラシは不審な物ではなくなったでしょうか?

今回は、いよいよ歯ブラシを使って歯磨きをしていきましょう。


ガーゼと歯ブラシ、どっちを使ったらいい?

ガーゼによる歯磨き、「歯ブラシとどう違うの?」「ずっとガーゼでもいいですか?」というご質問があるので、双方のメリット・デメリットをまとめてみました。

歯周病予防で最も大事な歯周ポケットは、歯ブラシでないと磨ききれません。

ですから、最終的には歯ブラシによるケアに到達したいのですが、ガーゼで大まかな歯垢を取って、最後の仕上げにブラシを使う、まだ口周りを触られるのに慣れていないので、ガーゼで練習する、など使い分けられると思います。

歯ブラシの種類~大切なのは「軟らかさ」

歯ブラシには種類が色々ありますが、どれを使ったらいいのか?

もっとも大事なことは、「使い勝手がいい事」です。

360°植毛されている歯ブラシは、初めてのケアに使いやすい商品です。

通常の歯ブラシは、動かれてしまうと、ブラシの背が当たってしまい、磨けているのか解らなくなりがちです。

360°植毛されていると、どこが当たっても磨けるので初心者にはオススメです。

慣れてきたら、毛先の柔らかなヘッドの小さなブラシがいいでしょう。

硬い毛質の歯ブラシで強く擦ってしまうと、その刺激で歯肉が減ってしまうことがありますので、優しく擦ってあげましょう。

特別にヘッドが小さいものは、ねこちゃんはもちろん、細かな歯の隙間や、歯並びの乱れた部分の歯磨きに最適です。

 

大型犬用の歯ブラシや、ヘッドに角度がついたものなどもあります。

いくつかのブラシを磨く部位ごとに使い分けてもいいでしょう。

何をつけて磨けばいいの?

磨くときには必ずお水で濡らして使いましょう。

わんちゃんねこちゃん用のペーストをつけるとより効果的ですが、お水だけでもOK。

 

わんちゃんねこちゃんはうがいが出来ないので、洗浄作用のある歯磨き粉は使えません。

飲み込んでしまってもいいように作られている、わんちゃんねこちゃん用のペーストをつければより効果的です。

 

出来ることから始めましょう!

特に念入りに磨いてほしいのは、汚れの溜まりやすい上の奥歯や犬歯です。

お口の奥は磨きにくい!という場合は、前歯から始めるといいでしょう。

まずは堅苦しく考えず、出来るところから始める、そんな感じでいいと思います。
 

磨くポイントは歯と歯茎の際、「歯周ポケット」から汚れを掻き出すイメージで、細かく横に磨くバス法を使うといいでしょう。

もっと磨けそうなときは、歯冠全体を細かく円を描くように磨くローリング法を併用してみましょう。角度は45°程度をイメージします。


歯を磨くとき、お口をついつい開けたくなりますが、初めは口を閉じた状態で結構です。

なぜなら、最も汚れやすい上の歯の外側は、口を閉じていても触る事が出来るからです。

口を開けるのは結構な難事業!ですので、下の歯や、歯の内側を磨くときのためにとっておきましょう。

歯の内側に挑戦してみましょう!

歯の内側を磨くことはとても難しいことです。

なぜなら、内側を磨くためには、口を開けてもらわないといけないからです。

 

舌に物が当たれば、わんちゃんはクチャクチャするし、そうなると歯ブラシで磨きにくくなるなど、難関が沢山あります。

そのため、短時間でさっと出来る範囲で頑張ってみましょう。ピカピカじゃなくても良いので、出来る範囲で結構です。

口を開けさせるには、犬歯の後ろの隙間に指を差し入れます。

犬歯の後ろの歯は小さいので、少し口を閉じられてもあまり歯が当たらず痛くありません。

そこに指を差し入れると、口が開きます。

 

口を大きく開けると嫌がる事が多いので、歯ブラシが差し込める最低限だけ口を開いてもらいます。

内側を磨くために、より小さいヘッドの歯ブラシを使い分けるのも良いでしょう。

少しずつ、出来る範囲から挑戦してみましょう!

 

参考

成城こばやし動物病院       http://feegoo.jp/

レッツ118(いい歯)プロジェクト http://feegoo.jp/118project/index.html