検診や体調が悪くて病院に連れてこられた時、僕たち獣医は飼い主さんから、細かい症状や発症の時期を必ずお聞きします。

それは、動物は話をする事が出来ないからです。

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我々獣医にとって、飼い主さんの情報だけが頼りの時もあります。

しかし、細かいことまでは意識していない飼い主さんもいまして、困った顔をされている人も少なくはありません。

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近々のことなら記憶も確かですが、数か月前のことになると記憶がさだかではなくなります。

できれば、簡単なメモ程度でもいいので「健康日記」をつけておいて欲しいです

これがあれば、僕たち獣医に見せていただければ、その子の病気になりうる十分な情報になりますし、正確に把握できるので非常に助かります。

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日記と言うと「毎日書かないと」と負担に思う人もいると思います。

毎日書く必要は全くありません、メモ程度でも十分にその子の病気の手がかりになります。

 

一番ベストなのは、かかりつけの獣医さんを作る事です。

これは、僕が白金に病院を設立した時からお話しをさせていただいてきた事です。

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人間にはかかりつけ医という意識があります。

しかし、動物においては、その意識がない飼い主さんもいらっしゃいますので、必要性を言い続けてきました。

 

かかりつけの獣医さんがいれば、過去の病歴や服用した薬がカルテで簡単に分かります。

さらに、飼い主さん自身も、メモを残しておいて欲しいと思います。

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例えば、遠出した出先で事故や病気になった時や、引越しをして新たな獣医さんにかかるときなど、病歴や服用している薬等が分かると獣医の立場として助かります。

病気もそうですが、治療も敏速にできますし、動物にとっても身体への負担が減る事もあります。

わからなければ、検査をせざるをえません。その検査も必要な事のみになるわけですから身体への負担は減りますよね。

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「健康日記」をつけておくと、愛犬・愛猫が年をとってからも、とても役に立ちます。

年老いた子の場合、便秘などになり排泄の回数が少なくなってきます。

また、咳が出る、息が荒い、食欲がない、足が悪いなど少しでも異変に気付いたら、症状を細かくメモをする事で、病院に連れて行くタイミングも早くなります。

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最近多い「癌」などは、早期発見により命を救えます。

反対に救えないと言われている病気も、早期発見により救える場合もありますので、僕は「健康日記」は習慣にされた方がいいと思います。

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愛犬、愛猫の命を守ってあげられるのは「飼い主」さんご自身です。

こうした積み重ねにより、救えない命も諦めず救えるきっかけになります。

とても大切な事だと思いますので、皆さんも是非やってみてくださいね。