猫パンチ撮影のコツ

撮影する時のコツがいくつかあります。

机の隅など猫が先に進めない場所で撮る

机の上の隅におびき寄せるなど、これ以上先がない場所だと、顔は動かさず手をぶんぶん振り回すので撮影がしやすいです。

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(椅子の背もたれに手をかけています)

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(これより前に進めないので、手を振り回しているけど顔は動かず。顔にしっかりとピントが合っていますね)

猫じゃらしは映らない方が理想的

猫じゃらしが写らないように撮るのが理想です。
パンチの瞬間に猫じゃらしがファインダーの外に行くように振り上げつつ、ブレないようにシャッターを押します。

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おもちゃではなく、片手に好物を持って撮る方法も

こんな方法もあります。
下の写真は僕の手に、クミンの爪が引っかかっている瞬間です(笑)。
おもちゃではなく、クミンの大好物の珈琲フレッシュを左手に持っています。
「くれーっ」って手をかけてきたので、必死になっている口元にピントを合わせて撮影。
これも猫パンチに見えますよね。

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猫パンチはどのレンズで撮るのが最適なのか?

まずは少しレンズについての基礎知識を。
レンズの名称って見ても意味が分からないって方が多いと思いますので、そこから説明します。

「35mm F1.8」の単焦点レンズ

単焦点レンズとは焦点が1つだけという意味です。
つまり、ズームは出来ません。
遠くのものを撮りたいなら自ら近付く必要があり、集合写真などを撮る時に全員が入らないなら、後ろに下がる必要があります。
「35mm」は焦点距離のことで、数字が小さいほど広角になり、大きいほどズームになります。

「F1.8」は絞り値(F値)のことです。
数字が小さいほど、シャッターを開いた時の穴が大きくなります。つまりたくさんの光を取り込めます。
このカメラの最大の穴の大きさ(絞りを開放した時の値)がF1.8ということです。

「18-55mm F3.5-5.6」の標準ズームレンズ

レンズキットを購入すると、恐らくこれと似た機能のレンズが付属されてきます。
このレンズは「18-55mm」の間で焦点距離を変えることが出来ます。
単焦点レンズと違って、自分が動かなくても被写体の大きさを変えて撮ることが出来ます。
例えば近くにいる猫を撮る時に、猫の全身を入れたいなら焦点距離を18mmに、猫の顔を大きく撮影したいなら55mmにしましょう。

「18-55mm F3.5-5.6」とは、広角側の18mmで撮影する時の開放F値は3.5で、望遠側の55mmで撮影する時の開放がF5.6になるということです。

広角側でF値を3.5に合わせていても、望遠にすると自動で調整されます。
つまり望遠側にすると、穴が小さくなる=シャッタースピードが遅くなる=ブレやすいということです。

以下は、カメラから猫までの距離を約50cmに統一して、それぞれのレンズ、焦点距離で撮影した写真です。

単焦点35mm F1.8で撮影

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(顔にのみピントが合って、背景がキレイにボケています)

標準ズームレンズ18mm F3.5で撮影

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(広角の18mmで撮影すると、余計なものまで写り込んでしまいます)

標準ズームレンズ55mmF5.6で撮影

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(望遠側の55mmだと少し寄り過ぎですね。前足も椅子の背もたれも写っていません)

猫パンチのような動きの激しい場面を撮るなら、僕が一番撮りやすいと思うのは、単焦点レンズの35mm F1.8です。
シャッタースピードが一番早く、被写体の大きさのバランスも、背景のボケ具合もいいと思います。

標準ズームレンズの場合、望遠側の55mmはシャッタースピードが遅くなるので適していません。広角側の18mmでの撮影がいいですね。
その際はもっと被写体に寄ってもいいと思います。
18-55mmの間で調整は可能ですのでいろいろと調整して下さい。
もちろん、自ら近付いたり離れたりしてもいいですよ。
写真はあくまで同じ距離での撮り比べですので。

さて、次回は今回の応用編です。猫ちゃんに二本足で立ってもらいましょう。