初めまして。ドッグヘルパー One by One の寺井です。犬の介護士をしています。

仕事柄、たくさんのワンちゃんに出会います。どのワンちゃんも可愛くて個性豊か。

そんなワンちゃんたちをイヌモネコモでご紹介すると共に、介護士という立場から「こんなことに気をつけて元気なシニアライフを送ってほしい♪」というお話をしていきたいな、と思っています。

ラブラドールレトリバーのビギーくん

先日会いに行ったラブラドールレトリバーのビギーくんは11才。

人の年で言えばだいたい65才ぐらいです。
おじいちゃんですが、満面の笑顔がとってもキュート!
まだまだぬいぐるみやオモチャも大好き。明るく陽気なおじいちゃんワンコです。

なぜ会いに行ったかと言うと、飼い主さんから「今のビギーの様子を見てアドバイスをしてほしい。」 とご依頼があったからです。

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(ビギーくん/11才/ラブラドールレトリバー)

犬の介護士のお仕事って?

犬の介護士のお仕事は年をとって自分で動きづらくなったワンちゃんのお世話をすること。
食事、水分補給、排泄の補助などを行います。

でも、介護だけが私の仕事ではありません。
愛犬が年を重ねると、飼い主さんには色々な心配事がでてきます。
「うちのコ、何だか歩き方がおぼつかなくなったのでは?」 「食が細くなったけどこのままで大丈夫かしら?」 などなど。
若いころとは色んな面で違ってくるのがシニア期です。
飼い主さんが心配していることをお聞きして、「こんなことできますよ~、これも大切ですよ♪」とアドバイスすることも犬の介護士のお仕事です。
愛犬が楽しく&健やかに暮らすためには、たくさんの要素が関わってきます。
住環境、食事、運動、定期的な健康診断、飼い主さんとのコミュニケーションなどなど。色々なケアが必要なのです。

ワンちゃんがシニアに差し掛かったら「歩き方」を観察してみて

さて、ビギーくん、まだまだ元気でしっかり歩いています。
でも、すこーしずつ歩き方に変化が出てきました。

実は1年前、ビギーくんが10才の時にも会いに行っています。
その時よりも、後ろ足を持ち上げずに歩くようになってきていました。
ワンちゃんは、たいてい後ろ足の筋肉から弱くなってきます。
筋力が弱くなってくると、後ろ足を持ち上げずに歩くように・・・。
場合によっては、擦り足のような歩き方をすることも。

お散歩の時のワンちゃんの足音を聞いてみてください。足を擦るような音が聞こえてきませんか?
引きずるように歩くようになると「ザザッ」というような音が混じって聞こえてきます。
そんな音が聞こえてきたら、要注意。
足の筋肉が弱ってきているのかもしれません。

ワンちゃんの足腰に負担をかけないために「床」に工夫を!

去年ビギーくんの飼い主さんには、ビギーくんの足腰に負担をかけないために滑らないで歩ける床についてアドバイスしました。
すると、しっかり実践してくださり、リビングの床にはビギーくんが滑らないために、黄色いジョイントマット(パネル状のマットを連結して使うもの)が敷かれていました。素晴らしい!!

フローリングの滑りやすい床は、ワンちゃんの足腰に良くありません。
滑らないように関節に無理な力が入ったり、滑ると変なふうに足が開いてしまったり・・・。

ワンちゃんの足の裏には「肉球」があります。
肉球は若いころは弾力がありフカフカで、適度な湿り気もあります。
しかし、年と共に肉球の弾力は減って、表面も乾いてきます。
そのため、どんどん滑りやすくなってきてしまいますので、このように床にマットを敷くなどの工夫をしてあげましょう。

毎日の「エクササイズ」も効果的

さらにビギーくんには弱って来た後ろ足の筋肉をキープ&アップできるエクササイズも行いました。
おやつが大好きなビギーくん。
私が持っていた鹿肉ジャーキーやまぐろジャーキーでやる気満々♪
いっしょに楽しくエクササイズをしながら飼い主さんにも見ていただき、できる範囲で続けてください、とお願いしました。

筋肉は1日にしてならず。
無理をしないように、少しずつ続けるのがポイントです。ビギーくん想いの飼い主さん、きっと実践してくださると思います。


ビギーくん、また会おうね! それまで、エクササイズ続けてね。
あ!おやつを食べ過ぎいようにね♪ 体重が増えると、足腰に負担になっちゃうからね。