こんにちは。犬の介護士の寺井聖恵です。
愛犬がシニアになってもずっと健やかに暮らすためのアドバイスをしています。

今日は、ワンちゃんの「ぎっくり腰」について。
え?犬もぎっくり腰になるの?とびっくりされる方もいらっしゃると思います。
どんな時になるのか? そして、どうしたら防ぐことができるのか、についてご紹介します。

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犬のぎっくり腰って?

愛犬がベッドやソファーから飛び降りたら、「キャン!」と鳴き、それから元気がなくなった。

こういうこと、実はめずらしい話ではありません。
ベッドなどの高いところから飛び下りた時に、腰や背中に衝撃が走り、痛みが出たのです。
一時的な「ぎっくり腰」の場合もありますし、ヘルニアなどの疾患が出る場合も。
それからは立つのも歩くのも辛い状態に・・・。
痛みがあるので、元気がなくなったり食欲がなくなったりします。

こうなったら、とにかく早めに獣医さんへ。
診ていただいて処置をしてもらい、どう対応をしたら良いか、しっかり聞いて実践してください。

犬の「ぎっくり腰」予防はスロープやステップを使って。

人もそうですが、犬のぎっくり腰も予期しない時に突然やってきます。

でも、住環境を工夫することで、ある程度予防することはできます。
今、愛犬がソファーやベッドに自由に飛び乗り&飛び下りている場合は要注意です。
実は足腰に大きな負担になっている場合があります。高所の飛び乗り、飛び下りをなるべくさせないことがギックリ腰だけではなくヘルニアなどの予防にもつながります。
愛犬がソファーやベッドが大好きでやめさせられない、という場合は専用のスロープやステップの利用をおすすめします。

ペット用品のお店、ネットショップや通販などでも色々なタイプの物が販売されています。

スロープやステップの選び方 3つのポイントをチェック!

  • 1. ソファーやベッドの高さに合っているか
  • 2. 犬の足元が滑らない素材でできているか
  • 3. ステップの場合、愛犬が無理なく使えるかどうか

ステップを選ぶ場合は、中型犬にはぴったりだけど、チワワなどの超小型犬にはステップの段差が大きすぎて負担になってしまうこともあります。
スロープは傾斜が調整できるものが便利です。

スロープの使用例<コーギーのてんちゃん>

胴長短足体型のコーギーやミニチュアダックスフンドは、ヘルニアになりやすい犬種です。
コーギーのてんちゃん(12才)はご家族がしっかり予防策を行なっていて日常的にスロープを利用しています。

▼てんちゃんの記事はこちら
【めざせハッピーご長寿犬!】若さの秘訣は妹たちのおかげ?てんちゃん

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(てんちゃんのお宅ではソファーにスロープを設置)

ワンちゃんがシニアになってからでもスロープを使えるように練習できます♪ 
おやつを手にもち、ゆっくりワンちゃんの鼻先に持って行き、その手をスロープに移動。
おやつで誘導しながらスロープに慣れる練習をしてください。
スロープに乗れたらたくさんほめて、おやつのごほうびを。

ステップも同じ要領で練習することができます。
おやつを持つ手をゆっくり動かして誘導するのがポイント。
早く動かしてしまうと、ワンちゃんが急いで上り下りをしようとして危ないので、気をつけましょう。

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(スロープに慣れる練習中。おやつで誘導します)

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(スロープを使って上手に上り下りできるようになりました!)

ステップ使用例 <キャバリアのメイちゃん>

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(ソファーへの上り下りはステップを使用。普段はソファーの横に置いてあり、いつでもメイちゃんが使えるようになっています)

まだ若いけれども後足の膝が心配なキャバリアのメイちゃん(2才)は、ソファーへの上り下りにはステップを使っています。

メイちゃんは、以前、膝が不安定だった時期があり、ちょっと高い所から飛び降りると「キャイン」と泣くことがありました。
今は、上の写真のようなステップを使ったり、フローリングの床にはメイちゃんが滑らないようにカーペットなどを敷いて足腰への負担を軽減しています。
さらに、私が時々訪問して、筋力アップのエクササイズを行なっています。
関節に負担をかけないように気をつけながら、膝を守る筋肉をつけるエクササイズです。
住環境を整えていただき、筋力をつけた今、メイちゃんは膝の痛みで泣くようなことはほとんどありません。

玄関などの段差にも注意!

ベッドやソファーだけではなく、シニアになると玄関の段差などでも大変になってくる場合があります。
もし段差が大きい場合は、スロープや台を置いてワンちゃんが上り下りしやすいように工夫してみてください。
庭やベランダへの段差も同じです。

毎日のことですから、積み重なると大きな負担になってきます。
ちょっとした工夫で、愛犬の健康が保てます。
うちのワンコはまだまだ若いから大丈夫! と言わず、ぜひ若いころからスロープやステップに慣れてもらってシニアになっても元気に過ごせるようにしましょう♪