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愛犬と生活をしていると、眠りながら寝言のような鳴き声を出したり、まるで、走っている夢でも見ているかのように手足を動かしている姿をよく見かけると思います。
犬も人と同じように夢を見たり、寝言を言ったりするのでしょうか。
ここでは犬の「眠り」について紹介します。

犬は1日の半分以上を眠って過ごしている

犬の平均睡眠時間は12~14時間程度。

若い犬や小型犬よりも、大型犬や老犬の方が睡眠時間が長く、ごはんやトイレ以外はほとんど眠って過ごしているという犬もいるようです。
犬の睡眠時間が長いのは、犬の先祖がオオカミで、エサを得るために狩りをして過ごしていたので、狩りに出かける以外は次の狩りに備えて体を休めて過ごしていた名残と言われています。

犬の睡眠にも「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」がある!

人の睡眠には深い眠りの「ノンレム睡眠」と、浅い眠りの「レム睡眠」の2つがあることが知られています。

ノンレム睡眠  →  血圧や体温、呼吸も低下し、体だけでなく大脳も休息の状態
レム睡眠    →  体は休息に入っているものの、大脳は目覚めている状態

人の場合、「レム睡眠」が約90分の周期で現れ、睡眠全体の80%は「ノンレム睡眠」だといわれています。
それに対し、犬はその逆で「ノンレム睡眠」が20%、「レム睡眠」が80%だといわれています。
これもオオカミ時代の名残で、敵が近づいてきたり、襲撃されたときに寝ぼけていてはやられてしまうので、すぐに行動に移せるよう浅い眠りの比率が多くなっているのです。
愛犬の様子を見ていると、眠っているように見えても、ちょっとした物音でパッと目が覚め、軽やかに動き出すシーンを目にすることがあると思います。これは浅い眠りの「レム睡眠」が大半である犬だからこそできるのです。

犬も「レム睡眠」のときには夢を見ているらしい

人の場合、夢をみるのは大脳が起きている状態の「レム睡眠」のとき。最近の研究では、犬も「レム睡眠」のときに夢をみているらしいことが分かってきています。
たとえば、犬が眠っているときに手足を歩いたり走ったりしているかのように動かしたり、眼球が動いていたり、体が痙攣しているかのように上下にピクッピクッと動いているときが「レム睡眠」の状態です。
この「レム睡眠」のときには人と同じように犬も夢を見ていて、夢の内容によっては「わんわん!」や「きゃんきゃん!」といわゆる「寝言」を言うこともあるかもしれません。

短い「ノンレム睡眠」は、犬の健康のためにとっても大事

犬にとっても、睡眠は心身の疲れを取るためにとても大事なものです。
特に、全体の睡眠の20%を占める「ノンレム睡眠」のときには、脳を休めるほか、成長ホルモンの分泌が高まり、実際の体の成長だけでなく細胞の修復や代謝も促します。「ノンレム睡眠」は犬の場合かなり短いものですが、心身ともに健康で過ごすためにとても大切な眠りなのです。

静かな環境でゆっくり寝かせてあげよう

「ノンレム睡眠」でも「レム睡眠」でも犬が眠っているときは、そっと寝かせてあげましょう。いつも人が出たり入ったり、前を通ったり…という場所では愛犬がゆっくり休めないので、静かで暗くなるような場所に愛犬の休めるスペースを作ってあげてください。
犬は外の音(車やバイク、雷など)にも敏感に反応するので、屋外の音が聞こえにくい場所に設置してあげると良いですね。

愛犬が、何の不安もないといった感じで無防備に眠っている姿はとても愛らしいものです。
犬も飼い主にきつく怒られたり、ほかの犬に怖い思いをさせられると悪夢にうなされることもあるようです。
毎日心地よい夢を見られるように、楽しい毎日を過ごさせてあげてくださいね。