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こんにちは、雨樹一期です。今回で、「かわいい犬の撮り方」特集コラムも終了です。

最終回の今回のテーマは、そんな愛嬌のある姿、走り回って遊んでいるワンコの撮り方です。

世の中には犬派と猫派で分けたがる方がいますが、どちらにもそれぞれ個性があって、分けてしまうには勿体ないと思います。
僕は猫の気まぐれさも好きですが、愛嬌たっぷりの犬も好きです。
走り回る犬を撮る時は、高速連写の付いた高級カメラとレンズを使うと撮影も簡単になりますが、持っている方は少ないと思うので、安いカメラでも撮れるテクニックなどをご紹介していきます。

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(今回撮影に協力してくれたフレンチブルドッグの「くまし」君。
絵描きのKiyocさん(http://kiyoc.net/)の愛犬です。
やんちゃでめっちゃ遊んでくれました)

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(同じく協力してくれた柴犬の「小春」ちゃん。
絵描きのmomo ironeさん(http://www.momoironet.com/)の愛犬。
走っているシーンを撮ろうとしたのですが、ややテンションが低めで、トボトボ歩いていました。
ボール転がしても無視されました。笑)

まずは撮影前にカメラを設定しよう

①望遠レンズを使うと背景がスッキリ撮れる

遊んでいるシーンは遠くから望遠レンズを使って撮影するのがおすすめです。
望遠レンズで撮ると背景がスッキリして主役が引き立つ為、ポートレート撮影などにも使われています。

望遠レンズには、以下の様な特徴があります。

  • 遠くのものをアップに撮れる
  • 被写界深度が浅い(ピントの合う幅が狭い)ので背景がボケやすい
  • 広角レンズと違って、写り込む背景が狭くなるので余計なものが写り込まない

今回使ったカメラはNIKONのD40。
かなり古いデジタル一眼のため、今は販売されていません。
望遠レンズも、レンズキットで付属されていたもの(AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm f/4-5.6G)。
安価なレンズです。

望遠レンズをお持ちでない方は、標準ズームレンズを使いましょう。
「18-55mm」のレンズなら、望遠側の55mmで撮影しましょう。

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(左:望遠レンズ/右:広角レンズ)

上の写真は、望遠レンズは10mくらい離れた所から、広角レンズは1mくらいの距離で、どちらも犬の大きさが同じくらいになるように撮影したものです。
望遠レンズは背景の桜もキレイにボケていますが、広角レンズは背景がごちゃっとしていますね。
モデルは実家のチワワ「ハコ」ちゃん。

②シャッタースピードは1/1000以上に

動いている瞬間を撮る時は、シャッタースピードは早い方がいいです。
前回の「イルミネーションを撮ろう」でも説明しましたね。
今回は明るい場所なので、1/1000のスピードでも容易に撮影できます。
カメラによっては1/4000でも大丈夫。
とにかく高速シャッターで撮影することで、動いているワンコもブレずに撮影することが出来ます。
もちろん手ぶれも防げますね。

③カメラのオートフォーカスの設定を変える。

フォーカスモードを「コンティニュアスAFサーボ」に合わせましょう。
これは一度ピントを合わせると、シャッターを半押ししている間、ピントを合わせ続けてくれる機能です。
つまり動いている被写体を追い続けてくれるので、走っているワンコも簡単に撮ることが出来ます。

設定の仕方はカメラの説明書「AF モードの変更(カメラによって違います)」を参照下さい。

走っているシーンを撮ろう

ワンコが走ってるシーンを思い浮かべて下さい。
ちょっとテンションがあがって、嬉しそうな顔をしていますよね。そんなシーンを撮りましょう。

望遠レンズを装着したら、まずはワンコから距離をとります。
さきほどの「AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm f/4-5.6G」というレンズなら、望遠側の200mmに合わせ、ワンコよりも目線を低くしたローアングルで撮影しましょう。背景がスッキリします。

走っている場面を撮るには、ボールを投げて追いかけている姿を撮りましょう。
協力してくれる人がいれば撮影に専念も出来ますね。
一緒に走ったり、名前を呼んだり、ボールを投げたりして、ワンコのテンションをあげましょう(笑)。

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(背景に木が写り込んでいますが、出来れば何もない場所の方がワンコは引き立ちます。
もしくは犬と木の距離がもっと離れていれば◎。
冬&曇りという条件で撮影しましたが、晴れていてさらに満開の桜だと雰囲気がガラっと変わります)

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(両足が浮いた瞬間)

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(ターンする瞬間)

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(縦撮りで地面を多く入れるとまた雰囲気も変わります)

犬の動きが速い時の撮影のコツ

オートフォーカスの「コンティニュアスAFサーボ」は動いている被写体にピントを合わせ続けてくれますが、ワンコが速過ぎて、オートフォーカスが追いつかないこともあります。

動きがある程度読めるなら、ワンコが通って来るであろう場所にピントを合わせて、待つという方法もあります。
たとえば、左から右にボールを投げると、一直線にボールを追いますよね。
それを少し先回りして地面にピントを合わせて、通る瞬間にシャッターを切ります。
ワンコを呼んで真っすぐにこっちに走って来る時でも同様です。

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(赤い◯ の部分にあらかじめピントを合わせて撮影しましょう)

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