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Youtubeなどの動画サイトには、猫が種の壁を超えて他の動物と仲良くしている動画が数多く上がっていますよね。
犬の上で寝っころがる猫や、ウサギと散歩する猫、なかには本来なら獲物であるはずの小鳥やハムスターと仲良くする猫もいます。

他のペットと仲良くする猫の姿はかわいらしい限りですが、なぜ猫は他の動物と仲良くするようになったのでしょうか。
本来の猫の気質からすると考えにくい行動です。

仲良くなるには「社会化期の接触」が必要

猫には猫のルールや共通の価値観があり、それは生まれる前から備わっているものと、生まれた後に学習により身につけるものがあります。

生後学習することを「社会化」といいます。
社会化期に他の動物と接触することで、愛情のつながりを形成することもあります。
この愛情のつながりは猫と人だけでなく、猫と鳥やハムスターとの間にも起こり得ます。
ある他の種の動物に対して愛情のつながりを形成した猫は、成長してもその動物を普通の環境として受け入れているので、攻撃することはなく、むしろ愛情を持って接します。
猫が他の動物を舐めてあげる(グルーミング)などの愛情表現がみられるのはそのためです。

社会化の時期は「生後2週〜7週」

社会化は生後2週〜7週の間に行われ、とくに他の種との社会化には3〜6週齢が最も大切な時期であるといわれています。
この時期を逃して、社会化期に出会わなかった種と仲良くするには、かなりの訓練が必要になります。
幼い時期から人の手に触れながら育った猫は、人と接触がなかった猫に比べて人に慣れ、人と遊んでいた時間や関わった人の数と比例して、人を怖がらなくなります。

猫同士の社会化もこの時期に起こり、この間に他の猫と接触がない場合、猫を仲間として認識せず、交尾なども行わなくなります。
たとえば、生後まもなく拾われた猫は自分を猫だと思っていない可能性もあります。
社会化期に他の種の動物とだけ接触して育つと、その動物だけとつながりを持つようになります。

子猫は多くの家族と触れ合わせると人懐っこい猫に

社会化期の猫はあまり視力が良くないので、サイズが違う成人と子どもを別の種の動物と認識します。
そのため子猫の時期に子どもと接触させないと、成猫になったときに子どもを怖がることがあります。
社会化期の猫を飼っている方はできるだけ、子どもも含め、多くの家族が猫に触れるようにすると将来人懐っこい猫になるでしょう。

極めてフレンドリーな性格の猫もいる

多くの場合は社会化期に他の動物と友達になるパターンですが、例外もあります。それが極めてフレンドリーな猫です。

本来の猫の性質からは考えにくいですが、長く人と暮らす過程で、他の動物に対する警戒心が低い猫が現れたのでしょう。
こういった猫は社会化期に慣れていない動物とも仲良くなることができます。
相手の動物が優しい犬の場合はフレンドリーな猫を受け入れることが多く、一緒に寝ている姿を目にすることができます。

少し話はそれますが、友人の動物病院で飼っているオス猫のコジロウは授乳期の子猫の世話をするといいます。
オスなので当然授乳させることはできませんが、子猫のお尻を舐めて排尿を促したり、遊んであげたりするそうです。
メス猫でも血縁関係のない子猫を育てることは稀ですが、さらにコジロウはオスなので通常の猫の生態からは説明がつかない行動です。
猫も性格はそれぞれなのでコジロウのような世話好きの猫がいれば、誰とでも仲良くなれる猫もいるのでしょう。

この猫が子育て雄猫のコジロウです。小さいとき交通事故に遭い、トイレにいけないのでおしめをしてますが元気一杯です。

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(子猫の世話をするのが好きなオス猫、コジロウ)

まとめ

他の動物と仲が良い猫は社会化期、特に生後3〜6週齢の時期に、他の動物と友達関係を築いていた可能性が高いです。
ただし、社会化期であってもネズミや鳥の場合は獲物なので捕まえてしまう可能性もあります。
無理に仲良くさせようとすることはやめましょう。

また、猫の性格によっては、例外的に成猫になっても他の動物を受け入れる猫もいます。
私は猫単独でしか飼ったことがないですが、動物が種を超えて仲良くする光景は心が和みますね。

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