猛犬に体当たりして飼い主の男の子を救った「ヒーロー猫」タラちゃんをご存知ですか?

様々なメディアでかなり大々的に取り上げられていたので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、タラちゃんほど有名ではないけれど、飼い主の危機を救ったもう一匹のヒーロー猫をご紹介します。

そのヒーロー猫とは「黒猫スリンキー・マリンキ」

今回活躍したのは、イギリスに住むジャネット・ローリンソンさんの飼い猫スリンキー・マリンキという名のオスの黒猫。

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出典:Mail Online

飼い主が倒れた!そのときスリンキーがとった行動とは

ある日、持病の背中の痛みを和らげるためモルヒネを服用したジャネットさんですが、薬の副作用で意識を失い昏倒してしまいました。
そのまま5日間も意識を失っていたというジャネットさん。どうしよう、このままでは……!

そんな時に、活躍したのがスリンキーでした。
飼い主の異変に気づいたスリンキーは、フェンスに上って隣家の窓を前足で叩くなどして救援を求めたのです。
さらに、それではなかなか気づいてもらえないとみると、隣人の飼い犬をけしかけるなどして、注意を惹く行動をとりました。
ようやくスリンキーに気づいた隣人夫婦は、数日ジャネットさんの姿を見ていないことに不審を覚え、ジャネットさん宅を訪問。
倒れている彼女を発見し、こうして窮地を救われたのです。

事件以降、飼い主を気遣うようになったスリンキー

これだとまるで、以前からよく懐いていたように思ってしまいそうですが、ジャネットさんによれば、以前のスリンキーはあまり人間に懐こうとせず、かなり勝手気ままにふるまっていたのだそうです。

が、猫にも心境の変化があるとでも言うのでしょうか。
以来というもの、ふらふら外に遊びに出歩いていても、定期的に戻ってきてはジャネットさんの姿を確認したり、足で叩いてちゃんと反応するかどうか確かめるように触れてみたりと、飼い主であるジャネットさんを気遣うようになったそうです。

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(スリンキーと飼い主のジャネットさん)


そればかりか、最近彼女が引き取った2匹の子猫の面倒もよく見ているのだとか。
以前の様子はすっかりなりをひそめ、今では「紳士的なおじさん」のようになってしまったとのこと。
人間だけでなく、猫も変われば変わるものなのですね。

イギリスでは最近黒猫が嫌われ捨てられることが問題に

この一件が評価され、今年8月にロンドンで開催された「ナショナル・キャット・アワード」のヒーロー猫部門にノミネートされていたスリンキーですが、最終候補に残りながら、惜しくも受賞はなりませんでした。
ところで、ここ最近のイギリスでは、写真うつりが悪いから、というだけの理由で捨てられる黒猫が増えているそうです。
これには若者を中心に流行中の自撮り(セルフィー)ブームが関係しているそうです。
なんと捨て猫の7割が黒猫だとか。こういったニュースを機に捨てられる黒猫が減るようにと願ってやみません。

ナショナル・キャット・アワード動画